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  • 執筆者の写真玄哲

【しつこい腰痛は『腸』が良くない!】


しつこい腰痛

こんにちは、わぼく-和穆-の鍼灸師 山岸玄哲です。

6回にわたって「実際に患者さんとお話しして多かった悩みや癖」に関連する記事をお届けさせていただきましたが今回ひとまず最終回となります。


今回は皆さんが一度は悩まされる「腰痛」です。

急性期の ギックリ腰 と言われる鋭い痛みは西洋では昔「魔女の一撃」なんて呼ばれていたそうです。

色んなパターンがありますが慢性的で尚且つ、マッサージ整体 でもすぐに戻ってしまうもの

そう言ったタイプのものは「お腹の硬さ」=『』の循環が悪いことが原因の場合があります。


むしろ通常の腰痛の半数くらいはお腹の影響を受けていると言っても過言ではありません。


前回、肩こりの記事で癒着について書きましたが猫背の状態が続くとお腹も圧迫される時間が長くなり 血行不良 が起こり、炭水化物 や甘いものと言った 糖分 の多い飲食物を日頃から多く摂取していると血液もドロドロになって来ますからこれも血行不良の原因になります。

そんな生活が長く続くと、お腹にも肩こりと同様の 老廃物循環不良腹膜癒着 といった硬さが現れます。

ただし、その硬さはあまり自覚症状としては現れません。

自覚症状が出て来た時はなかなかの症状かもしれません。


さて、お腹の臓器を包んでいる腹膜と言われている膜はどこにくっついているでしょうか?



当然、背骨や腰骨、筋肉にもしっかり接してくっついている訳です。



2〜3千年前の古い医学書にも脊柱の何番目に何の臓器が付いている、という図が既にあります。

ということはお腹が硬くなるとどうなるでしょうか。。。


そう、腰や背中側は手前下側に引っ張られる形になり背筋は伸びなくなってくるんですね。

そういったタイプの腰痛はどんなに頑張ってマッサージや鍼を「痛むところ」にしても 根本的 原因解決 にはならないのですぐに痛みが戻ってしまうんです。




ということで白米が好き、麺類が好き、甘いものが好き、しかも「早食いでよく食べる」腰痛持ちの方はお腹触ってみると意外と張っていることに気付いてしまうのではないでしょうか。


先ほども一度書きましたがイメージしてみてください。

大事なことなので二回目です。

しかも詳し目の二回目です。


お米やうどんを茹ですぎるとどうなりますか?

お砂糖も溶かすと??


ドロドロになりますよね。


じゃあそれをたくさん摂取したらどうなるでしょうか。



腸の中や血管の中はドロドロになって壁には付着物が増えていくと思いませんか?

場合によっては詰まってしまう、もしくは耐えられなくなって破けてしまいます。


元々人間は糖分を多く摂る必要のない生き物です。

少しずつでも減らしていく & 良く噛んで消化しやすくするという意識は持っていただけると良いかと思います。

摂りすぎたな、と思ったらその分は運動で消費してください。



さて、この記事を読んでお腹の硬さを発見してしまったあなた、今日から早速 セルフケア をしましょう


①夜、就寝前に仰向けに寝たら立膝をしてください(起きがけでも可)

②ゆっくり深呼吸

③深呼吸の吐く息に合わせて(指2〜3本分)おヘソの下を両指先を重ねゆっくり押し沈めていく

(押す力はお腹に触れている側でなく、上に置いてる側の手で)

④吸う呼吸に合わせてゆっくり指の力を抜いていく

⑤「の」の字を書くようにおヘソの周り4点(慣れて来たら8点)同じ動作を繰り返す

⑥押して気持ち悪い or なんか硬い場所があればそこはもう一回



やり方は色々ありますが、まずは上記のエクササイズをやって見ましょう。

継続していくと自分の癖や体調の変化による違いがわかるようになります。

違和感や硬さが出ているところを優しく解きほどいてあげると不思議と腰痛も解消しやすくなりますよ。



ヨガ瞑想


自分の体調の変化に敏感になると『養生』につながります。


人は大きく体調を崩すまで自分の身体のことは後回しにしてしまいます。

ただ、時と場合によってはそれが取り返しのつかない疾患につながることもあります。

普段からストレッチや上記エクササイズをしていると自分の身体の声を聞きやすくなるので大きく体調を崩しにくくなります。

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