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栄養不足からくる”冷え” ③

執筆者の写真: ひろみひろみ

熱が作れないタイプでまず考えられるのが栄養不足

人は【エネルギー】がないと動けません、電化製品で言うところの電気ですね💡



私たちは糖質・脂質・タンパク質からATPというものを作って体を動かしています、呼吸をするのも、心臓を動かすのも、筋肉を使うのも、内臓を動かすのも、ホルモンを作るのも全てATPというエネルギーが必要です。


だから、エネルギー不足だと熱を作ることができないんです。



「糖質制限」という言葉がよく聞かれますが、皆さんは主食を食べていますか?🍚


ご飯は減らしておかずが多めの食事にしているでしょうか。

もしかしてご飯を抜いて、おやつに甘いものを食べていたりしませんか?🍰


 

「精製された糖質」は血糖値の急上昇を招き、上がりすぎた血糖値を下げるためにインスリンが出ると、今度は下がりすぎて低血糖になりやすいです。

血糖値の乱高下は体への負担が大きいので、血糖値はなるべく一定にしておきたいところです。


でも糖質制限といって主食であるお米まで抜いてしまうとどうなるでしょうか?

(パンやパスタなどの小麦製品についてはまた別のところで🍞🍝)


血糖値を保つために、体は脂質とタンパク質を分解して糖を作ろうとします。



脂肪が燃えてくれるの?それはラッキー♪って思いましたか?確かにダイエットだけ考えたら有効かもしれません。

でもいらない脂肪だけでなく、必要な筋肉や内臓などのタンパク質も分解して糖を作ろうとします。


だから、本気で糖質を抜くならその分タンパク質と脂質の摂取量をあげないと体のサイクルがうまく回らず、疲れやすくなってしまいます。


 

この方法は身体の冷えで悩んでいる人にはなかなかハードルが高いかもしれません、

なぜならタンパク質・脂質は糖質よりもエネルギーにするのが難しく

「鉄やビタミンB・マグネシウム」などの栄養素がないとうまくエネルギーに変換できないから。

 


そもそも冷えているということは、糖質もうまくエネルギーにできていないのかもしれません。

鉄やビタミン・ミネラル不足が元々あるとすれば、その状態で炭水化物であるお米を抜くとますますエネルギー不足になってしまいますよね。



「断食」も同じことが起こるので、タンパク質・脂質をエネルギーに変えられない人にはお勧めできません。


いやいや私は大丈夫、という方も長期的な糖質制限は心筋梗塞による死亡リスクが上がるというデータが出ているので、やるなら期間を決めて行った方が良さそうです。



続く


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