玄哲
【スマホ+PC=眼精疲労+頭痛】

皆さん、1日のうちにどれくらい画面を見ていますか??
私は小さい頃、親に テレビ や ゲーム をする時に「離れなさい」「続けて見るのは1時間にしなさい」とよく注意をされていました。
さて、今はどうかというと私もうっかり スマートフォン の画面を長時間見てしまうことがあります。
が職業柄、仕事中は画面に食らいつくことはありません。
デスクワーク の方、どうですか?
意識的に メリハリ つけてます?
以前、GACKTさん(歌手?俳優?実業家??今、肩書きなんでしょう、、、)がテレビ番組で言ってました。
一時期どこにいても スマホ ばっか見てしまって、どんどん自分から見えない位置に置く努力をしたと。
便利なアイテムですよね。
つい頼っちゃいますよね。
でも昔は「画面からは〜m離れて」と言われてた画面を皆んな数10cmの距離でかぶりついているって使用時間によっては決して体に良いとは言えないですよね。
夜、電気を消した時にスマホを見るとその眩しさは一目瞭然かと思いますが日中でもその刺激は絶えず目から入って神経を刺激しています。

長時間画面を見続けているとそれは「ストレス」になりますので 自律神経 のスイッチは「交感神経」の方に偏ります。
そのあたりは「冷えと火照り」の記事にも書いてあるので参考にして見てください。
特にパソコンを長時間扱っていると姿勢が前のめりになってきますから動物の攻撃姿勢、威嚇姿勢に似たような形になってきます。
体幹の位置より頭の位置が手前にずれると、重力によって下方向に落ちる力が働きます。
首の筋肉は頭がそれ以上「前に」「下に」行かないように頑張って後ろに引っ張ります。
時間が長ければ長いほど 筋トレ しているようなものですから緊張は強くなっていき、血管は圧迫されて頭には新鮮な酸素が行き届かなくなります。
結果として酸欠状態になるので頭痛やめまいが頻繁に起こるようになります。
特にデスクワークが長い方は、少し浅めに坐って骨盤を立てることを意識しましょう。
これは「膝痛・腰痛は足が原因」の立腰についての記事を参考にして見てください。
キレイな姿勢が保てると首の負担は大幅に減るので頭痛は次第に出なくなります。
余裕があれば深呼吸を積極的に取り入れることをオススメします。
胸回り、首回りの血流改善をすると共に脳を冷却することができるので効率の良いクールダウンが可能になります。
また、あまり普段意識することはないと思いますが目のピント調節や左右を向くような動きというのも目の奥の「筋肉」が伸び縮みして行っています。
一定の距離をずっと見ていたら、、、それは長時間座りっぱなしで肩や腰が固まるのと同じ状態が起こっているのです。
自分でできる眼精疲労改善術の中で一番簡単なのは「遠くと近くを交互に見る」を小まめにやることです。
遠くに「緑」特に自然なグリーンがあれば尚良いです。
もう一つは「ぎゅ」っと目を瞑ったまま5秒ほど力を入れてください。
その後、目を瞑ったまま力を抜き左右上下に眼球を動かしてください。
目の周りの筋肉を動かしつつ眼球に潤いをプラスします。

さて、鍼灸師として私がよく使うのは「天柱」というツボです。
→盆の窪と言われる後頭部と首の境目中央のくぼみ、の両サイド指一本分くらいの所に上下に伸びる筋肉のふくらみが確認できるかと思います。
セルフメンテナンスの際は、そこを親指で「軽く」押さえながら『できるだけゆっくり!』頭を上に動かして見てください。
3往復くらい頭の上下を繰り返したら一度指を離して、それを3セットやりましょう。
どんな ストレッチ でも 筋トレ でも、結果を求めると人は速く、強くなります。
ポイントは「軽く」「ゆっくり」です。
また、時間に余裕がある方は ホットアイマスク を使ってみるのもオススメです。
目の周りにもツボはいっぱいありますし、血流が良くなると疲れ目の解消になります。
最近はドラッグストアでも簡単に手に入りますし、 ハンドタオル をお湯で濡らして軽めに絞ることでも簡易版を作ることができますので是非試してみてください。
技術が進歩してレーシックや白内障などの手術も一昔前に比べると格段に向上していますが
それでも目は簡単に交換ができるようなものではありません。
目を酷使する現代だからこそ日々大切に使っていきましょう。