前回、アドレナルファティーグ/副腎疲労とは何か?ということの概要をお話しさせていただきました。
チェック項目に複数当てはまる方はいましたか?
「疲労してしまう副腎」という臓器は腰の高さにあって、そら豆くらいの大きさですよ〜と🫘
今回はその「そら豆くん」が日々どれだけ頑張っているかを讃える回です。
今回は専門用語もちょこちょこ出るのでボリュームは少し控えめにお届けします📖
さて皆さん、これはよく聞いたことあると思います。
「ステロイド」
特に皮膚科に通院している方、アトピー性皮膚炎やその他、皮膚の炎症疾患に塗っている方もいるのではないでしょうか。
使い過ぎると自分の身体の中でステロイドを作らなくなってしまうといった情報もあったりしますよね?
じゃあステロイドって何?
ステロイドは副腎の表側・副腎皮質で作られている「ホルモン」です。
副腎皮質ホルモンともいいます。
この中でさらに重要なのが糖質コルチコイド(glucocorticoid)です。
英語表記にするとglucoと頭につきますね。
これ、glucose→グルコースです。
グルコース→ぶどう糖 です🍭
ぶどう糖は耳にしますよね?🦻
血糖値をコントロールして身体を動かすためのエネルギー源です‼️
あんまり専門用語が増えない様にしようと思いますが、
もう少しだけ深掘りすると、この糖質コルチコイドという物質の中の一つに
【コルチゾル(cortisol)】
というものがあります。
このコルチゾルがストレスの状態に合わせて日々、血液中に分泌され血糖値や血圧のコントロール、免疫、神経作用、骨の代謝まで様々なところで調整を計っています。
また、ファスティングや断食を含め飢餓状態などでエネルギーが不足してる時には特に血糖値を上げる必要があります。
この時に身体は、脂質とタンパク質を分解して糖を作り出す作業をするのですがそれにもコルチゾルは関与しています。
(=糖新生/【あなたの身体はプロテイン】で出てきました。)
人間が生きる上で必要不可欠なホルモンなんです✨
でも、ストレスを受け続けると空豆工場は働かされ続けてある時から生産能力が著しく低下します。
世にいう(?)副腎疲労の始まりです。
ちなみにこの症状が発症しやすい人はいわゆる「真面目な頑張り屋さん」タイプです👓
さて、生産能力が低下しコルチゾルが作られなくなると身体に何が起こるのか
前回の記事でもザックリと箇条書きにしましたがもう少し症状として書き出してみましょう。
・疲労や炎症(虫刺され等も含む)がなかなか治らない
・アレルギー症状が前より強く出る
・コルチゾルの調整がうまく行かないことで睡眠障害、感情のコントロール、思考や記憶の障害がでる
・血液中のコルチゾル量が低いため肝臓などにストックしている貯蔵血糖(グリコーゲン)を血糖(グルコース)に変換できなくなり「低血糖」を引き起こす
この最後の⇧これ、これが特に危険なんですね。
体内に貯蔵してるエネルギー資源を使えないとなると外から取り入れないといけませんね。
外から取り入れるすぐに使えるエネルギー 糖質 です。
過去の記事含め何度もいいますが、現代日本人は糖質摂りすぎです。
が、なんでもかんでも「糖質オフっ‼️」といっていきなり糖質オフにしてしまうのは
『このステージまで進んでいる人には危険』なんです。
だって体内のストック使えない状態なのに、低血糖時に外からの補給路も絶たれたら…
最悪、意識障害や命の危険にも繋がります。
だからって「じゃあ甘いものたくさん食べて良いんだ〜」という訳でありませんよ💦
食べ方ってものがありますからね⚠️
さて、そら豆くんの日々の活躍が何だか少しわかった気が、、しましたか?
上手に労わってあげることが心身の英気・余裕に繋がります。
ではどうやってリカバリーして行くか‼️
次の回でお話ししていきましょう。