玄哲

2023年5月11日5 分

【溜まったものは「排出」を❗️】

最終更新: 2023年8月16日

さて、今回のシリーズは「その座り方で仕事…本当に大丈夫?」から始まりダラダラと長々と続いてしまいました。

ここまでお付き合いしてくださった皆様に感謝いたします。

次回からまた取り止めのない短編が始まります💦

前回は副腎疲労を回復させるにはどんな食事がいい?という話、でしたがラストは出す方、すなわち排出・解毒です。

【毒素をなるべく摂らず、排出する】

はい、これは目に見えないからとっても難しいですね。

有害な重金属や化学物質が体内に蓄積すると色々なところに不調をもたらします。

分かりやすいのが魚などに見られる不妊、奇形児(奇形魚?)です🐠

学生の頃、公害の授業で奇形の魚の写真見せられた記憶ありませんか?

体の中に重金属などが溜まると直接的には生殖器、間接的には子孫に影響が出るんですね。

副腎は命の源、生殖器は密接に関係しています。

魚の話をしましたがこれは魚を食べる人間も一緒です🐟

魚はとっても豊富に栄養素を含んでいますが悲しいかな、人間が海に垂れ流す色々なモノによって毒素を溜め込んでいるわけです。

それを多く摂取すれば人にも当然、蓄積していきます。

また、加工食品に含まれる添加物、水道水の消毒薬、野菜に使われる農薬、その他 建物の壁材やシャンプー、洗剤など挙げればキリがありません。

それらを全て取り払うのは現代社会、特に都市部で生活している限り不可能です🙅

その分、その恩恵も受けている訳ですから。

ですからこれもあくまで

「自分の可能なレベルで」

例えば

シャンプーはオーガニックにしてみる、

水道の蛇口に浄水器をつけてみる、

野菜の残留農薬の落とし方を工夫してみる、

(こだわるほどにお金がかかる葛藤…😓

といったことで摂り入れる機会をまずは減らして

できれば毎日、入浴、運動で軽くでも汗をかくということをして代謝を上げて身体から「排出する」ことも心がけてください。

これは汗をかくこと自体での排出もありますが、排出作業を頑張っている肝臓や腎臓を活性化することにも繋がります。

身体が元気であれば排出する力も自然とアップします💪

逆に弱っている時は余計に溜め込みやすくなり負のスパイラルみたいな感じになってしまいます。

他にも細かいところを突き詰めると色々あるのですが、まずはこんなところでしょうか。

数回に渡って

「体が上手く動いていない、何だか良くわからないけど不調のある、もしくはそれよりガタガタな方」に向けてブログを書いてきました。

が‼️

スポーツをやっている方や

現場仕事で日々、割としっかり身体を動かしている方

は、また微妙に食べ方が変わったりもするので上記が全てではありません。

自分と合うなと思うところをチョイス、もしくはもし体調が崩れたらこうすればいいのか、といった形で頭に留めておいてくださいね。

以下は「結局、糖質って悪者?」の記事からここまで読んで、消化からエネルギー変換までの基本サイクルを一読してもらった前提でお話します。

極端な話アスリートが糖質制限をした場合

瞬発力が必要な競技においてはすぐにエネルギー変換できる「糖質」は必要不可欠なものなので中途半端な糖質制限をすると逆にパフォーマンスが落ちる可能性があります。

スポーツ選手の中には食事が1日5回、といったスタイルの方もいたりするのをテレビなどで目にしたことはないでしょうか。

競技やプレースタイルによっては、しっかりと栄養バランスを考えつつ小まめに糖質を摂取した方が良かったりもします。

(アスリートの場合、結果に対しての手段であり。

上の食べ方が「身体に良いか」といわれたらまた別問題と考えています)

逆に持久力が必要な競技においては糖質を摂取することで燃費の悪いサイクルになりパフォーマンスが下がってしまう可能性が高まります。

私が登山で40km、標高差4,000m越えの縦走をミックスナッツとクエン酸塩水のみで歩いたりしてるのは後者のパターンです🥜

(良い子は真似しないでネ)

この時、何が起きてるの〜というのは「カレーは飲む派?それとも〜」の記事に燃費について書きましたので

何だっけ??と思った方はそちらも少し覗いて思い出してもらえたら嬉しいです。

シリーズでお届けしてきました【栄養バランスの乱れによる不調】ですが最後に

割と多いのが

「学生時代にガチガチの体育会系で鍛えていた方が大人になって競技を辞めても食生活はそのまま」

これ1番ダメなパターンです。

成長期で、大して動かなくても代謝がいい時期に、しっかり動いて筋トレもして上質な筋肉があり、、、

これであれば摂取した糖質もちゃんと燃焼します、

部活やクラブチームの時の早食い癖が残ったまま

今は一日中デスクワーク、夜は接待や打合せを兼ねた飲み会

休みの日は昼までゴロゴロして少し早い時間からお酒を嗜む🍶

なんて方は

「筋肉量はそれなりにあるけど質が悪くて硬いし血液は滞る、動きは悪いし疲れも取れない」

ホルモンバランスは崩れ、血管はボロボロ、血液もドロドロ、そうなると皮膚にも影響が出て乾燥肌?脂肌?ニキビや吹き出物が頻繁に…

シミやソバカスが増えてきて…

いやいや、怖いですね😅

厳格な食事制限をする必要はないですが毎日の食事は是非見直してもらって

たまの食べ過ぎちゃった!

飲み過ぎちゃった!

の後のリカバリーはどうすればいいか、気を使ってもらえると良いかなと思います。

それでは皆さん次の記事でお会いしましょう👋

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📚参考文献

アドレナルファティーグについて

本間良子著『しつこい疲れは副腎疲労が原因だった』翔伝社 黄金文庫

その他

山本義徳著『山本式 アスリート栄養学』永岡書店

奥平智之『食べてうつぬけ』主婦の友社

藤川徳美『すべての不調は自分で治せる』方丈社

『標準生理学 第8版 』医学書院

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